トップ > ハンガリーの絵本
ハンガリーの絵本 東欧文化が生み出した子供たちの宝物
東欧の神秘。ハンガリーの絵本の魅力はどこから?
Eastern european culture
東欧諸国にはステキな絵本がたくさんあります。
ハンガリーだけでなく、チェコやポーランドの絵本は、かわいらしい上にどこか独特な雰囲気があり、日本にもとても多くのファンがいらっしゃるようです。
では、この東欧諸国における独特な絵本文化は、いったいなぜ、どこから生まれたのでしょう?
社会主義の中で磨かれたオリジナリティ
戦後1940年代から社会主義崩壊の1980年代にかけては、
現在のように外からの文化が自由にハンガリーに入って来ることの少ない時代でした。
同じ頃の日本は、アメリカや西欧の文化がたくさん入ってきていましたが、
ハンガリーや東欧諸国にとっては、社会主義の壁の先にある西欧文化よりも、
壁の中のロシアや東欧諸国の文化に触れることの方が多かった時代だったわけです。
- マレーク・ベロニカ「Boribon a jatekmacko」
(初版は1958年)
- ガーボル・エーヴァ「Ciróka」
(初版は1963年)
そんな閉鎖された環境の中、社会主義の支配下にあった東欧の国たちは、
西欧やアメリカの文化の影響を受けることも少ないままに、独自の文化を発展させていったのです。
独自にセレクトした珠玉のハンガリー絵本たち
素朴で穏やかで、どこか懐かしい感じがして、ひとり占めしたくなってしまうようなかわいらしい作品の数々。
そんなハンガリーの絵本たちを、ひとりでも多くの日本のみなさんに親しんでもらいたいと思い、
コツカマチカは独自のセレクションで、イチオシの作品たちを選びました。
しかも、話の内容がわかるように、
コツカマチカオリジナルのストーリー解説をおつけしています(日本語で出版されていない作品に限る)。
ハンガリー語がわからないから・・・とお悩みだった方も、イラストだけでなくストーリーも存分にお楽しみいただけます。
意外に身近なハンガリーの絵本
- マレークベロニカ作/とくながやすもと訳
「ラチとらいおん」(福音館書店)
共産時代からの東欧の文化が色濃く残っているハンガリーの絵本。
それらハンガリー絵本の中には、すでに日本語で出版され、広く親しまれているものもたくさんあります。
コツカマチカでもそれらの一部を取り扱っていますので、日本語版をお楽しみになりたい方は、そちらもどうぞご利用ください。
ハンガリーの絵本作家、挿絵画家
コツカマチカの取り扱うハンガリー絵本の中から、
ハンガリーでは誰もが知る絵本作家や挿絵画家の方々を、簡単にご紹介します。
-
- マレーク・ベロニカ
- 日本でもっとも有名なハンガリー絵本作家。
ハンガリー絵本の文化は彼女なしでは語れません。
-
- レイク・カーロイ
- ハンガリー絵本の挿絵画家といえば、誰もが最初に彼の名前をあげるでしょう。
-
- レーベル・ラースロー
- ハンガリーを代表する児童書作家ヤニコヴスキー・エーヴァの作品は、常に彼のイラストとともに。
-
- チューケ・キッティ
- 日本語を学び、自身の作品の日本語訳版も出版している異色の若手絵本作家。
-
- その他の絵本作家
- 上に紹介した作家・挿絵画家の作品以外にも、ハンガリーには魅力的な絵本がたくさん!
他では手に入らない、あなただけのお気に入りを見つけてみてください!