天然はちみつは、農産物と同じ、自然由来の食品です。
その年の気候や雨量などによって、花々の咲き具合や量も変わり、それによって蜂蜜の収穫量は大きく左右され、またその年によって味も色も変わります。

また、ミツバチ達が作れる蜂蜜の量にも、限りがあります。
まず、蜜を集めるためには、たくさんの花が咲いている広大な花畑が必要です。
そして一匹のミツバチが一生のうちに集める蜜の量は、わずかスプーン１杯程度。そんなミツバチ達の貴重な命の結晶なのだから、これはもう“究極”の自然の恵みと言えるでしょう。

一見、ジャムなどの加工品のように、たくさん作れるようにも見えてしまいがちな蜂蜜ですが、季節や気候でいろんな表情を見せてくれ、限られた量しか収穫できない、自然のモノならではの食品なのです。

ハンガリーでは、実に多くの養蜂農家があり、多くの蜂蜜が生産されています。
蜂蜜の本場であるヨーロッパですが、その中でもハンガリーの蜂蜜は、生産量も多く上質なため、人気が高く、多くの国々へ輸出されています。

また、はちみつは、そのもととなる花によって、いろんな種類のものがあります。日本では普段あまり見かけないような種類のはちみつが色々味わえるのも、はちみつの歴史が深いヨーロッパならではですね。