おとなはいつもこどもにいう。
「手を洗いなさい」とか、「セーターをきなさい」とか、“ぼく”がいいこでいるように、いつもいつも命令ばかり。
でも、もしも“ぼく”がおとなだったら、あんなことやこんなこと、やりたいことがたくさんある ！

たとえば・・・。

ハンガリー国内外で数々の賞を受賞、高い評価を受けている児童書作家、ヤニコヴスキー・エーヴァ（Janikovszky Éva）の代表的作品のひとつで、同じく世界的に有名なイラストレーター、レーベル・ラースロー（Réber László）のイラストとともに作り上げられた作品。
誰もが子どもの頃考えた、大人への不満や、大人になったらやりたいことを、想像力の限り表現しています。
子どもにとって共感できる内容なだけでなく、大人にとっても忘れていた子どもの頃の気持ちを思い出したり、大人になった自分を省みるきっかけになる、心に強く残る名作絵本です。